診療内容

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アレルギー科

喘息(ぜんそく)、花粉症、アレルギー性鼻炎、じんましんなどの診断・治療を行います。
鼻のかゆみ・くしゃみ・鼻水・目がかゆいといった症状が出ていたら、アレルギー反応を起こしている可能性があります。
花粉症(スギ・イネ・ヒノキ.etc)・ハウスダストなどが原因によるアレルギー性鼻炎や、目や鼻の周りがかゆいなどアレルギー性の結膜炎や皮膚症状、ヒューヒュー・ぜぇぜぇを伴うぜんそくも対応可能です。

アレルギーの原因を知りたい方や、本当にアレルギーなのか心配な方も含め症状でお悩みの方は、一度当院までご相談ください。
症状や季節、生活スタイルにあわせて、最適なお薬を処方しますので、お気軽にご相談ください。

参考サイト:アレルギーポータル

当院のアレルギー検査

View39

一度の血液検査で39項目を調べられます。約1週間で結果がわかります。
検査費用については保険が適用されますが、診察料や処置料、処方箋料などの追加費用は別途かかります。

自己負担が3割の場合、検査費用は約5,000円です。
また、非特異的IgEや血液型などの一般的な血液検査も一緒に受けることができます。

RAST検査

セットのアレルギー検査ではなく、ご自身が気になっているアレルゲン(アレルギーと疑われる原因)に絞っておこなう血液検査です。1回の検査で13項目まで調べることができます。

約1週間で結果が分かります。保険適応で検査可能です。

ぜんそく(隠れぜんそく・長引く咳)

ぜんそく

ぜんそくは、空気の通り道(気管支)が狭くなり、ひゅーひゅー・ぜぇぜぇ息苦しくなる病気です。長引く咳もときおり、ぜんそくの症状の場合もあります。

治りにくい病気だと思われがちですが、実は本人の症状にあわせた吸入薬の選定や吸入器の使い方で、症状の実感が大きく変わります。
当院では薬剤師とも連携し、丁寧な診断と長続きできる治療・指導を心がけています。

ぜんそく治療のポイント

ぜんそくの正しい診断

「咳が長引くけど、発作はない」「特定のときだけ咳が出る」など、ぜんそくでも診断・治療を受けないまま悪化していくことがあります。 当院では、ぜんそくの診断に有効な「呼気NO検査」を受けることができます。
長引く咳や、特定のときだけの咳でお悩みの方も、どうぞご相談ください。

一人ひとりにあわせたおくすりの選定

ぜんそくの症状や発作のタイミングは人によって異なります。
ライフスタイルも考慮して、発作を起こさない治療を行うことが一番大切です。
当院では、呼吸器専門医が、患者さんに合った吸入薬や治療法を選びます。

花粉症・アレルギー性鼻炎

>花粉症・アレルギー性鼻炎

私自身も花粉症なので、患者さんのお気持ちはよくわかります。
花粉症やアレルギー性鼻炎は、季節や環境によって引き起こされる鼻や目の症状です。症状を和らげるための抗アレルギー薬の処方や、重症の場合は舌下免疫療法などの長期的な治療を行います。

花粉症・アレルギー性鼻炎治療のポイント

季節性の症状に場合は、早めの対策

花粉症やアレルギー性鼻炎は症状がひどくなる前におくすりを飲み始めることで、症状の悪化を防ぎます。
症状が出始める花粉飛散時期の前から治療を開始することが重要です。

一人ひとりにあわせたおくすりの選定

花粉症のおくすりは、副作用に眠気が出やすいものが多いです。
一人ひとりにあわせたおくすりのタイプ選定はもちろんのこと、点眼薬や点鼻薬、漢方薬も併用しながら、日常生活に影響が出にくいように処方を行います。

舌下免疫療法の活用

スギ花粉やダニに対する舌下免疫療法を行っています。
スギ花粉の舌下免疫療法は、花粉が飛散していない6月~12月末の開始をおすすめします。
事前検査・治療相談・予約に関しては、いつでも行っておりますので、ご希望の患者さんはお気軽にご相談ください。
なお、ダニアレルギーの舌下免疫療法は、一年中いつでも始められます。

舌下免疫療法とはアレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療法(減感作療法)の一つです。
症状が出ているときだけ飲む対症療法のおくすりではないため、治療が終わるまで、毎日飲み続ける必要があります。
3割負担の方でクリニックと調剤薬局とあわせてひと月2,300円~2,800円程度です。5年ほど治療を継続することが推奨されています。
参考サイト:アレルゲン免疫療法ナビ

現在、スギ花粉の舌下免疫療法薬(シダキュア)の供給が不足しています。 院内に在庫がないことがありますので、ご希望の方は、お電話にてお問い合わせください。 なお、ダニの舌下免疫療法薬(ミティキュア)は在庫があり、いつでも始められます。

じんましん

じんましん

じんましんは、皮膚にかゆみを伴う発疹が現れるアレルギー反応です。
当院では、原因の特定と適切な治療により、症状を早期に改善します。再発予防や日常生活での対策についてもアドバイスを行い、患者さんの生活の質を高めるサポートをします。

じんましん治療のポイント

原因の特定

アレルギーが原因となるじんましんは、全体の数%しかありません。
実はほとんどが非アレルギー性のじんましんで、しかも原因を特定できないものが80%ほどです。
原因がわかるじんましんは、風邪や痛み止めなどの飲み薬を飲んだときや、たべものが原因となるときです。

一人ひとりにあわせたおくすりの選定

原因がわからないことが多いので、症状が改善する様子を見ながら、服用回数や容量を調整していきます。
じんましんは、外用薬(塗るおくすり)はほとんど効果がありません。
掻きむしらないことが大切なので、どうしてもかゆみが強い場合は、十分な強さのおくすりを使います。

※ 当院では、アレルギー疾患のうち、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーは対応しておりません。
アレルギー専門医の受診をおすすめいたします。